<徹底紹介>モンスターの描き方のコツを紹介!変形・改造・コラージュ・マインドマップまで。

わたくし、天北竹みのるる尾はモンスターデザイナーもしくはモンスターデザインアーティストとして普段、モンスターデザインをしたりしています。

このページではそんなモンスターデザイナーによるモンスター描き方のコツを6つ紹介したいと思います。

ぜひ、どうぞ、御覧あれ!

 

モンスター描き方のコツ・その1/
基本(自然)からの改造・変形

まずモンスター描き方のコツの一つ目は、基本的にはベースとなる自然の動物や植物などを選定し、それを改造したり、組み合わせたりすることだと思います。

例えば、猫の写真やイラストを見ながら、それを変形させることで、新しい生物を作るというやり方です。

そして、単純に変えるのでも、考え方としては、変形、分解、再構成、増やす、減らす、位置を変えるなどがあります。

 

モンスターへの変形

まず、変形です。

単純に形を変えるという事です。

以下に簡単な変形例のモンスターイラストを掲載してみました。

左が普通の猫の顔の絵で、右が変形例です。

右側が頬に髭、額に角をはやしてあるのがわかると思います。

このように、簡単な連想でいいので、ベースとなる動物や植物を単純に変形することで、モンスターを誕生させるというものです。

 

モンスターにするための分解

ここでは分解してみます。

先ほどの猫の絵を使って分解してみます。

眼、鼻&口、耳、顔が分離、分解されたのがわかると思います。

これはこのまま、モンスターというよりは次の再構成のための下準備という印象が強いですが、

分解したままの形で、足でも生やしてモンスター化にするという方法もあります。

 

モンスターにするための再構成

上記で、分解したものを再構成するという段階です。

以下のようにしてみました。

右が再構成の例のモンスターデザインです。

構成に尻尾を書き加えてもみました。

再構成する際にパーツを増やしたり、減らしたり、拡大、縮小なども、組み合わせて作ると、変わったモンスターデザインができるのではないかと思います。

 

モンスター化のための位置の変更

今回は位置の変更です。

例えば、人の身体を例にしてモンスター表現をする場合、以下のようなことが考えられると思います。

この例では主に、首の位置と腕の位置を交換しています。

デザインのバランスを取るために、残った片腕を大きく拡大させたりもしていますが、主には通常のパーツの位置を交換するだけでも、モンスター化させられるという事です。

 

変形の仕方を工夫する

モンスター的変形として、例えば以下のように、同じ顔であっても、縦に分割するか、横に分割するかで、様子がだいぶ変わってしまします。

このように、同じ変形する、分割するといったことでも、方向性を変えるだけで、だいぶ結果がわかるというのは、モンスターデザインのコツとして、一つあると思われます。

 

モンスター描き方の基本とは、通常を壊す事、再編成する事

上記の人体の例でわかると思いますが、モンスターデザインとは、通常、一般的と言われるモデルを壊し、再構成する事と言えるかもしれません。

以下の例は、人間の頭の部分をありえない形に置き換えた例です。

こういう感じの漫画があった気がしますが、このような形で、通常の形を破壊し、置き換えるというのが、モンスターデザインの根幹にはあるように思います。

 

モンスターデザインのための諸要素

モンスターデザインのための諸要素とは、ざっと以下のようなものです。

  • 増加・減少
  • 拡大・縮小
  • 変形・変換
  • 付加・削除
  • 分割・統合(合体)
  • 位置の変更
  • 反転・回転
  • 異要素の組み合わせ

など、、、。

 

モンスター描き方のコツ・その2/
感情をモンスターの形として表現する

モンスターデザインのコツの2つ目は、感情をモンスターデザインで表現するというのも一つです。

以下では、喜びをモンスターデザインとして表現してみました。

花のような感じになりましたが、、、、。

悲しみというのも表現してみました。

モンスターというより顔の表現のようになってしまいましたが、、、。

このように感情をモンスターデザインで表現してみるという事も、一つのやり方として可能です、、、、。

 

モンスターの描き方のコツ・その3/
既存のモンスターを改造してモンスターデザインをする

モンスター描き方のコツの3つ目は、0から作るのではなく、すでにあるモンスターデザインを改造するというやり方です。

この方法には2通りあります。

 

他人のデザインしたモンスターを改造する。

1つは他人のモンスターデザインを改造するというやり方。

この場合は、著作権の問題があるので、明らかに別のデザインであるとわかる程度まで、デザインを変形させる必要があると思います。

以下はドラゴンクエストのドラキーを改造してデザインしたものです。

元のは以下のような感じ。

Googleにおけるドラキーの検索

似てはいますが、違うデザインになっていると思います。

ちなみにドラゴンクエストを参考にする場合、
モンスター大図鑑という何百とモンスターが乗っている本があるので、
参考として使えるかもしれません。

また、以下のページでは、モンスターの図鑑本も紹介していますので、そちらを参考にするのもいいと思います。

モンスターの図鑑の本をまとめて紹介!詳しい解説、違いまで紹介!

 

自分の一度描いたモンスターを再度デザインし直す

もう一つは、自分の描いたモンスターをベースに、さらにもう一度、変形させたモンスターを作るというやり方。

この場合、著作権の問題がありませんので、実質、かなり自由に作る事が出来ますし、毎回、前デザインを変形させるだけなので、実質無尽蔵に作ることが出来ます。

以下の3つは、上記のドラキーの改造版デザインをさらにデザインし直したモンスターデザインです。

 

このように、一度自分が描いたモンスターに変更を加えることで、モンスターを量産することができます。

ただ、量産するには、どのモンスターデザインの派生形として、今のモンスターデザインがあるのかという、デザインの整理スキルが必要になってきます。

この辺は、この記事の最後のマインドマップによるモンスターの新たな描き方を閲覧ください。

これらのベタ画的なモンスターデザインは
アドビのイラストレーターを使って仕上げています。

イラストレーター

 

モンスターデザインのコツ・その4/
おおまかな系統からモンスターデザインをする

モンスターデザインのコツの四つ目は、分類に関するモンスターデザインです。

 

大まかに分類してデザインする

単純にモンスターを描くにしても、系統別で分けて描くというやり方もあります。

かわいい系のモンスターを描きたいのか、かっこいい系のモンスターを描きたいのか、怖い系のモンスター描きたいのか、等によって形も変わってきます。

たとえば、かわいい系のモンスターを描きたいのであれば、なるべくシンプルで、頭の大きい、デフォルメされた形が良いかもしれません。

かっこいい系であれば、とんがった形を多用するのが良いかもしれません。

また、植物系なのか、動物系なのか、無機物系なのか、機械系なのか、によっても、デザインが変わってきます。

 

◎考えられる累計の種類

  • かわいい系
  • かっこいい系
  • メカ系(機械系)
  • 生物系
  • ファンタジー系
  • 現実系
  • 植物系
  • 動物系
  • 菌系
  • 飛行系

など、、、、

 

分類をミックスする

さきほど、別々に分類したもの同士をミックスさせて描くという事です。

例えば、以下では生物系と機械系をミックスさせてみました。

ミックスさせるときのポイントは意外性のある組み合わせが良いかもしれません。

 

モンスター描き方のコツ・その5/
コラージュ

モンスターデザインのコツの5つ目は、コラージュ(合成、構成)に関するものです。

 

写真の合成

今までは描くことをメインにモンスター描き方のコツについて考えてきました。

しかし、描くことにこだわらなければ、写真や画像をコラージュ(合成)するというやり方もあります。

以下は写真のコラージュによってモンスターデザインをしたものです。

目の画像や、手の画像、細胞の画像や、トカゲの画像などを組み合わせて作りました。

要素的には異要素を組み合わせるというやり方です。

また、以下では、目玉の画像や腸の画像やお菓子の画像をコラージュ(合成)して作りました。

ただ、コラージュ合成の欠点は、写真や画像の著作権の関係があるので、フリー素材として配布はできないなど、完全には自由ではないという点です。

フリー素材や素材販売として自由に表現したい場合には自分で撮った写真に限定して使う必要があります。

また、写真に限らず、写真と描いた絵をコラージュするというやり方もの在ります。

また、コラージュ作品は複合的な合成なので、光の角度がバラバラになったりすることもあり、最後に陰影を付け直す事で、完成度がかなり違ってきます。

コラージュや描画はアドビのフォトショップというソフトを使って私は行っています。

フォトショップ

 

描画の合成

先ほどは、写真や画像での合成によるモンスターデザインを例示しました。

今度は、それらの写真や画像を見ながら、素材としてバラバラに描いたものを、それを構成、合成(コラージュ)して、モンスターデザインするというやり方もあります。

無意識に連想したものを描いて構成するという事がポイントになります。

以下では、鳥や植物の博物集、自分の手や目などの写真を見ながら描画したものや想像上の横顔などをコラージュ(合成)することで、モンスターデザインしたものです。

また以下は、触手的なものや、女性の足、耳や腸、目や貝、蟹の爪などを描いたものをコラージュしたモンスターデザインです。

このように、コラージュすることで、複雑な形態のモンスターを書くことも可能です。

 

無意識の描画のコラージュ

上記では、無意識に思いついたモチーフを見ながら描画し、それを構成してモンスターデザインをしていました。

しかし、この項では形自体を無意識で描いた造形を構成(コラージュ)して、モンスターを描いています。

ここでのポイントは、いかに無意識の挙動を形にするのに素直になり、形にするかというところがポイントです。

これもコラージュした後に、最終的に仕上げる形の陰影表現を加えています。

 

3Dと書道の合成

以下のものは、3Dと書道を合成したモンスターの描き方です。

zbrushで3D造形をして、フォトショップで書道と合成、陰影を描画して仕上げています。

Zbrush

ちょっと、変則的な例ですが、このようなアートワークおよびデザイン的なモンスターの描き方の在り方もあるのだと思っていただけたらと思います。

 

モンスター描き方のコツ・その6/
マインドマップを使ってデザイン案を出す

モンスター描き方のコツの6つ目は、マインドマップというノート法をモンスターを描くのに転用するというやり方です。

このようにすると、デザイン変形の導線がハッキリするので、どういう変形のさせ方をやっていて、やっていない方法論はどのようなものなのかが明確にしやすいです。

次のデザインを発生させやすいというポイントがあります。

また、文字で説明を付けることも出来るので、その意味でも分析がしやすいというのがあると思います。


ちなみに、上記マインドマップはXmindというソフトを使っています。

xmind

 

まとめ

モンスター描き方のコツとして、6つの内容を公開させていただきました。

基本的な変形、普通を壊すことであるという前提やその種類、人のデザインを改造するという事やコラージュによるモンスターの描き方、マインドマップによるモンスターデザイン案を出して描く描き方など、、、、。

いろいろ紹介させていただきましたが、モンスターの描き方のコツとして、何かしらの参考になればと思います。

ありがとうございます!