シュルレアリスムの絵を描いてみたいけれど、何から手をつければいいか分からない。
そんな方に向けて、私が実際に使っている『額縁を描いて、連想で埋めていく』方法を、描いた順番つきで紹介します。
難しい技法は使わず、紙とペンがあれば始められます。
このページでは、私、天北竹みのるる尾が描いた無意識を表現したシュルレアリスム的な絵画も紹介したいと思います。
私は絵を連想によって描いています。

以下では、そんな私のシュルレアリスム的な独自の連想方法と、描いたシュルレアリスム的絵画の作品群を紹介したいと思います。
シュルレアリスムの描き方|私の連想法6ステップ
私のシュルレアリスム的な絵の描き方は、箱庭療法に影響を受けている感のところがあります。
限定的な安全な空間を区切ることで、その中の創造をはばたかせれるという創造法です。
他のシュルレアリスム的な絵画技法と共通しているところは、無意識にアクセスしているという点です。
以下では描き方のステップバイステップを解説したいと思います。
ステップ1 /額縁を描いて、安心できる枠を作る
基本的に額縁を描き、その中に自由に連想していろいろなものを描いていくことで絵を仕上げるという形をとっています。
額縁を書くことで、心が安心できる空間を画面内に作ります。
ステップ2 /最初のモチーフを直感で1つ描く(例:顔に四角い穴をあける)
額縁内、もしくは外に直観的に何かを一つ描きます。
アイデアでもいいし、イメージでも、描き始めてから形になるまでを直観に任せる形でも買いまいません。
感じるままに描いてみてください。
ステップ3 /連想で次のモチーフを足していく
次に連想でモチーフを次々描き込んでいきます。
そのことにより、無意識との絵を通じた対話が成り立ちます。
ステップ4/ 絵の中に自分を描きこむ
絵の中に自分を表すキャラクターや影を書き込みます。
そのことにより、その世界を自分が体験しているという疑似体験が生まれます。
ステップ5 /描き終えたら、あとから意味を眺める
描き終えたら意味を眺めます。
そのことにより、その絵が自分にとってどういう絵なのか、観察します。
ステップ6/他の絵で再登場させる
気になるモチーフがあるときは他の絵でも角度や大きさを変えたりして再登場させます。
そのことにより、単一の絵で終わらない意味やイメージの連続性、連想性が生まれます。
実際のシュルレアリスム的な絵画作品たち
以下では実際に、私が作成した連想によるイラスト作品群を紹介したいと思います。
これらの絵は無意識の連想によって次々、絵の中の登場人物たちを描いていき、完成させた絵です。
シュルレアリスム的絵画①/
顔に四角い穴のある人物と渦巻くオーラ(描き順つき)
まず、額縁を描きました。
次に左下の人物を描き、顔に四角い穴をあけました。
次に左上の女性を描いていき、髪の毛を三角形にしたり、胸に四角い穴をかけたりしました。
右上の人物も次に描き、グルグルと巻くオーラのようなものを描きました。
最後に左下の渦巻く表情の人物を描いたと思われます。
右下の人物の方に乗っているのが画面の中にいる私という設定です。
これは休み休み描いて、描くのに1か月ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画②/部屋の中の水に浮かぶ大木(描き順つき)
この作品はまず、額を描いた後、中に部屋を描き、その中を木や水の波紋などを描き加えていきました。
連想に任せて、点在する光も描いたりしました。
右下の部分の人物が私という設定です。
これも描くのに1.5か月ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画③/異形のピエロと夕方風景(描き順つき)
この絵はまず、右側のピエロのような人物の顔部分を描き始めました。
次に外側の額縁を描き、同時に左上の目も描きました。
そして遠景などを描き、左下の黒い影の自分自身や人々を描きこみました。
ピエロのような複雑な顔の右側の人物が印象的な作品になったと思います。
左下のピエロの左にいるのが私という設定です。
これは期間的には2か月ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画④/穴のある手に叫ぶ顔(描き順つき)
まず、額縁を描き、その中に部屋を描いて、手や目、顔などを描いていきました。
手には穴が開いており、一番部屋の奥の部屋の壁が光っています。
右下に、小さく影になっている自分を描いています。
額縁の右下、外には親指が出ています。
これは描き終えるのに2週間ぐらいでした。
シュルレアリスム的絵画⑤/穴指の手と異次元迷宮(描き順つき)
額縁の外の下には3つの叫ぶ顔が並んでいます。
額縁の奥には迷宮が広がっており、穴の開いた指のある手が手前にあり、
奥には異次元を思わせる模様の壁、縦に連なる異様な顔たちと指が連なります。
天井は抜けていて、右の森の上には火柱が、左上には富士山が見え、ピンク色の空をしています。
右下には、私自身を示す影人と、その隣と先には虫たちの群がる道があります。
これは描き終えるのに、1か月ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画⑥/溶ける顔と異空間(描き順つき)
まず、左下の溶ける顔を描きました。
そして、その奥に額縁。
額縁もさらに斜めを額縁を入れ子にして配置し、異次元性を出しました。
その奥に宇宙人のようなものを描き、右上には溶ける手を描いています。
左上にも異様な顔のようなものを描いています。
右下に、2人のそれらと戦う剣と盾を持った私を描いています。
これは描き終えるのに2週間ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画⑦/渦巻く顔同士の対話(描き順つき)
右に渦巻く顔を描いています。
そしてそれに対面するように左側に植物の弦が絡まった星の帽子をかぶった人物を描きました。
奥は夜空になっており、丘の上を猫がいて、それに話しかけている小さい影の私がいます。
額縁の外には葉っぱや植物、キノコが生っており、そこにももう一人の小さな私を描いています。
これは描き終えるのに2週間ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画⑧/迷宮と叫ぶ顔(描き順つき)
まず額縁を描き、その奥に迷宮の入り口を描いたような絵です。
迷宮の入り口の両側には叫ぶ顔が並んでいて、そこへの侵入者である、下部の黒い影と化している人物を見下ろしています。
迷宮には十字架が多数浮いていて、迷宮の入り口までに赤い道が伸びています。
侵入者の私を表す人物の影は、額縁の外の花の影とつながっているように見えます。
額縁の近くには右手が手を開いています。
これは描き終えるのに2週間ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画⑨/鶏とひょうたん人と朝日(描き順つき)
左下から鶏が描かれ、右下にはひょうたんのような頭の人物、その間に私自身を示す人物が描かれて、この世界への没入感を得ています。
左上からは雲、右上奥には朝日が昇っているいます。
額縁は鶏の背後にあり、右下と左上には花が添えられています。
これは描き終えるのに1か月ぐらいかかった気がします。
シュルレアリスム的絵画⑩/
十字のある手と多眼と十字架の部屋(描き順つき)
まず額縁を描き、額縁には植物の弦が巻き付いています。
額の中の左下には手のひらが大きく描かれ、手のひらには十字が無数に描かれており、オーラのようなものを手が放っており、その下には親指がたくさん並んでいます。
その右には多眼の妖怪のようなものがこちらを見ています。
左上奥は部屋のようになっていて、奥の壁には十字架が光っており、両脇の壁には叫ぶ人の顔が大きく描かれています。それらを前に絵の中の私がたたずんでいます。
また画面下の多眼の顔と手の間にも私の影人が描いてあります。
そして、それを見守るかのように画面右下の額外に見つめる親指のような目のある存在がこっちを見ています。
これは描き終えるのに2週間ぐらいかかった気がします。
まとめ
以上、シュルレアリスム的な絵画として私のシュルレアリスム的な絵画や技法を紹介させていただきました。
シュルレアリスム的な絵画の参考になったでしょうか。
ありがとうございます。





















無意識に任せているところがあり、とてもシュルレアリスム絵画的といえるかもしれません。